手形足型をとる前の準備

ポイント

• 機嫌のよい時や、寝ている時を選ぶ
• 手形足型をとったら、お風呂へ
• 一人よりも二人で取る（パパとママ。ママとおばあちゃんなど）
• 爪先にインクが着きやすいので、爪をきっておく

あると便利な小物

• 市販の「お尻拭き」はインクなどの汚れを落とすのにすごく便利。トイレに流せるタイプよりも、流せないタイプの方が柔らかく使い勝手がよい。
• 手を口に入れる時期の赤ちゃん対策には、タマゴぼーろのような、口にほおばるタイプのお菓子が吉。赤ちゃんせんべいなどは、一口大に割って。
• 嫌がらないのであれば、おしゃぶりや哺乳瓶の二プルをくわえさせる。

 

安全の基本は「とったら、お風呂」

内臓が未発達な赤ちゃんにとって、完全に安全なインクというのは残念ながらご紹介できません。手形足型の後にお風呂にいれるつもりで用意してください。

インクと紙を用意する

その1　墨汁

手に入れやすく、手頃な価格の墨汁（墨滴）ですが、服についたら落ちない、大変なイメージがあります。でも最近は、学童用の水に解けやすいものが売られています。小さなボトルもあるようなので、これで試してみてはどうでしょう？ ガーゼやコットンなどに含んで、軽く手（または足）に付けて、半紙などにスタンプするとキレイにとれます。

【購入できる場所】　文房具屋・ホームセンターなど。

 

その２　インクとシートセット

赤ちゃんのメモリアルグッズのお店や文具店など売っている、汚れない・無害をうたったインクとシートセットも、手形足型取りのツールがセットになっているので手頃です。

ただ、インクが乾きやすいため、初めて使用するには少々難しいように思われます。墨汁のように汚れがめだったりはしないだけで、けっこうインクで汚れますので、使用後は、洗い流す必要があります。布につけたまま放置しておくと黄色っぽくなるので、可能であればすぐ洗った方がいいかもしれません。

【購入できる場所】　ベビー用品のチェーンストア・大きな文房具屋など。

 

その３　スタンプ台

スタンプ台を使用すると取りやすいという声も寄せられています。 ただ、速乾性のものは洗い流し難くなると思いますので、水溶性のものを選んだ方がいいかと思います。

プラスチックの容器にスポンジや海綿をいれ、水溶性の絵の具を水に溶いて含ませて、簡単スタンプ台を作るのもいいですね。 （絵の具を使う場合は安全なものをご用意ください）

【購入できる場所】　文房具屋・ホームセンターなど。

→　スタンプ台を使ってとった「体験リポート」

その４　半紙（和紙）

墨汁を吸い込みやすく、比較的にきれいにとれます。ただ、水分が多すぎると、にじんだりしやすい欠点もあります。表と裏がありますのでつるっとした表にきちんととりましょう。

【購入できる場所】　スーパーマーケット・文房具屋・ホームセンターなど。

 

その5　コピー用紙

コピー用紙の品質はいろいろありますが、表面がきめ細かいコピー用紙は、にじみにくく、いろいろなインクにたいしてかなりオススメの用紙です。家庭やオフィスといろいろなところで使用していますから入手しやすいです。

コピー機で使用するという特性上、表面が滑らかでない用紙はありませんが、あまりざらっとしたコピー用紙はさけた方が無難です。

今まで当工房であつかってきた手形足型でもっともきれいだったものは、高品質のコピー用紙に朱肉でとったものが、しわが鮮明できれいでした。

【購入できる場所】　スーパーマーケット・文房具屋・ホームセンターなど。

 

その6　おすすめしない材料

ペンキ。コピー機で直接子供の手形をコピーする。薄い色の絵の具。薄墨。FAX用紙。広告などつるっとした用紙の裏。メモリアルの手形足型にもいろいろありまして、輪郭やシルエット（？）を記念に残したいのならよいのですが、手のしわや関節のあとなどを残したいのであれば、べったりとした粘度の高いインクは不向きです。また、紙はにじみにくいもの。水をはじかないものを選ぶ必要があります。

準備ができたら次は、「　赤ちゃんの手形足型の取り方　」です。